nuidarabakeru no nikki

自分用です。一応人が読めるようには書いています。

2022年個人的ベストアルバム

今年1年もいっぱい素敵な音楽との出会いがありました。今年の感想を早いうちに(もう年明けて5日たってるが)残しておきましょう

「Love All Serve All」藤井風

 

個人的に2022年を象徴する、藤井風待望の2ndアルバム

中でもリード曲「まつり」は、きれ〜なイントロから始まるんですが、例によってまた歌詞が素晴らしい。2022年は、藤井風は「死ぬのがいいわ」が世界中でバイラルヒットを記録した年でもあり、メロディセンスやコードセンスが注目されがちですが、個人的に藤井風の最も魅力的な部分はその歌詞だと思っています。韻を踏む遊び心であったり、あえて方言を用いることでよりリアルになるとともに、そこにグルーブが生まれるなど、奇跡的な歌詞を書きますねえ

その意味で言えば、母語で藤井風の音楽を受容できることがどれだけありがたいか、、

現代人に特によく刺さるメッセージも優しい音に包んで教えてくれます↓

で 一体何がほしいわけ

誰に勝ちたいわけ

なかなか気づけんよね

何もかも既に持ってるのにね

 

「BADモード」宇多田ヒカル

 

宇多田ヒカルの3年7か月ぶりにアルバムをリリース。ロンドンを拠点にしっとりとした良質な音が耳を包みます。(それっぽいことを言ってみる)

アルバムタイトルにもなっている「BADモード」は究極のラブソングでしょう。

大好きな人の好きなタイミング、明るい面を捉える曲はいっぱいある一方で、BADモードに陥ってる彼女(ないし彼氏)を、精一杯の愛情で受け入れようとする様が描かれています。

アルバム随所で、宇多田ヒカルの独特な言い回しが見られ、歌詞だけ見ても楽しめます。

 

「Inner Ocean」さらさ

 

2022のくれになんとか見つけた1枚

湘南の“海風“を受け自由な発想とユニークな視点を持つ23歳のシンガーソングライター。SOUL、R&B、ROCKなどあらゆるジャンルを内包し、ジャジーオルタナティブ、どこかアンニュイなメロディと憂いを帯びた歌声は観るものを虜に。学生時代はジャムセッションに明け暮れ、高校3年の時に制服のまま出向いた 元SOIL&“PIMP”SESSIONS 元晴、勢喜 遊(King Gnu)、MELRAWらが主催するセッションにてMVPを獲得したことが自信となり本格的にシンガーを目指す。

さらさ (band)

2022年には1stEP「ネイルの島」と共に、2枚のEPを出しています。

特にこの「Inner Ocean」は満を持して出せれてる感じがして、「朝」に始まり、「太陽が昇るまで」そして「午後の光」とゆっくりと時間の経過が演出されており、全体を通して「火」という言葉がキーワードとなっており、統一された世界観が感じられます。知らんけど。

 

「Tokyo State Of Mind」Kan Sano

 

心機一転アプデもせず20年使ってきたCubaseをLogic Proへと変更したKan Sano。Logic Proで作られる1年半ぶりとなるアルバムはいかほどか。

そんなこんなで1曲目を流したところ、、ああこれは2022ベストアルバムだな、、と6月の時点で確信。そんなアルバム。かっこいい。

 

「TIME」Sincere

 

2022の推しと勝手に宣言したのがこのSincere。

このアルバムは全曲すっと入ってきた。ビジュアルもいいので、iriみたく日本のR&Bシーンの中心にいってくれることを期待!

 

「adieu 3 - EP」adieu

 

上白石萌歌ことadieu, adieuこと上白石萌歌による3作目のEP。

yaffle、 小袋成彬澤部渡(スカート)、塩入冬湖(FINLANDS)、柴田聡子、クボタカイ、ヤナセジロウ(betcover!!)といった豪華な楽曲提供陣が姫を囲っています。

どの曲も透き通るように綺麗ですが、2曲目の「夏の限り」は間違いなく自分の再生回数トップソング。途中からシングル版からアルバム版に移行したのに2バージョンともランクインしてた。詞曲は例によって柴田聡子。この人は本当にいい歌詞を書くんですが、

自転車はとっくにあの子のもとに

今はずっともっと遠くに行ける

あなたの背中くっついてたらどこかに着く

この1秒の長さに酔うあちこちあまりにも揺れる

手を離したり 離さなかったり

歌詞だけ聞いても情景が浮かび上がってくる、、そこにどこかムシムシとした夏の終わりを感じさせる音に包まれ、なんだこれ!!!なんだこれ!!となり続けた結果、再生数トップに。